Q.設計事務所ってどんなことをしているの?

建物の企画・設計と工事の監理を主とした仕事をしています。また、土地建物に関わる色々な相談にもお答えしています。

Q.設計の仕事はどのように進めていくの?

おおまかな流れを説明します。それぞれの詳しい内容は他のQを読んでください。
01.お客様(以降施主と表記します)から相談を受けるところから始まります。
02.大体の予算を伺い、法的規制などを調査した上で、平面図・立面図等の基本設計図を作成します。
03.基本設計図を元に施主と打合せをします。
04.新たな要望や変更を反映させて基本設計図を作成します。
05.3~4を施主の納得が得られるまで繰り返します。
06.基本設計がまとまったら、必要な法的手続きの準備にかかります。

Q.設計を依頼するのはどんな人たちですか?

設計事務所に設計を依頼されるのは特別な人たちではありません。
普通の会社員の方から経営者の方まで様々です。
内容も住宅からオフィス、商業施設やマンションまであり、規模の大小は関係ありません。
BBSやMAILでも気軽に相談していただければと思います。

Q.最初の相談が不安です

空間工房では相談したからといって、お金がかかるわけでも必ず設計を依頼しなければならないということもありません。
専門家に相談するだけで、イメージはより具体化し、色々な問題点も浮かび上がってきます。
相談するだけ得だと思います。

Q.一度相談すると設計を頼まなければいけないの?

まったくそんなことはありません。
相性が合わない。
何か違和感がある。
そんな理由でも断っていただいて良いのです。
極々稀なことですが、お話を伺った上でこちらからお断りする場合もあります。

Q.基本設計ってどんなもの?

施主の要望をまとめ、平面図・立面図等の建物の概要を把握する図面を作成します。
これらを作成する為には、法律を含む土地の諸条件を調べることも必要になります。
施主と何度も打合せを重ねて、イメージをより具体化していく作業です。
要望とコスト、法律の規制との兼ね合いを図る重要な作業となります。

Q.実施設計ってどんなもの?

この図面を基に工事が出来るように、基本設計図をより具体化し細かなところまで描いてある図面を作成します。
また専門性が高いことから構造計算を外注する事務所が多い中、空間工房では自社で構造計算を行っています。
構造は建物の寿命や耐久性、安全性に大きな影響を与えますので、その部分を大事にしたいと思っています。
同時期に給排水・空調・電気等の図面を外部の専門家に依頼し作成してもらいます。

Q.必要な手続きってどんなもの?

建物を建てる時に必要となる手続きがあります。
代表的なものは「建築確認申請」といって、建物が法律の規制をクリアしているかを、役所や民間団体等に確認してもらう申請です。
その他にも自治体の条例や指導によって様々な申請が必要となってきます。
建物や土地の条件により様々です。

Q.施工業者はどう決めるの?

まず知っておいていただきたいのは、設計事務所は工事の施工を請け負うことは殆どありません。
実際に工事を行うのは施工業者です。施工業者と一口に言っても、町場の大工さんから、地元の工務店や中小のゼネコン果ては、全国規模のゼネコンまで様々です。
その中から、実績や評判等を基に、建物の規模や難易度に応じた施工業者をピックアップしていきます。
また、施主の側からこの施工業者をと指定される場合も少なくありません。
その後、施工業者に実施設計図を渡して見積もりをお願いします。

Q.予算をオーバーしてしまった!

まず知っておいていただきたいのは、設計事務所は工事の施工を請け負うことは殆どありません。
実際に工事を行うのは施工業者です。
施工業者と一口に言っても、町場の大工さんから、地元の工務店や中小のゼネコン果ては、全国規模のゼネコンまで様々です。
その中から、実績や評判等を基に、建物の規模や難易度に応じた施工業者をピックアップしていきます。
また、施主の側からこの施工業者をと指定される場合も少なくありません。
その後、施工業者に実施設計図を渡して見積もりをお願いします。

Q.工事の監理ってなにをするの?

施工業者と工事費が決定し、必要な手続きも終了すればあとは着工となります。
ここから先には設計者の出番はないと思われるかもしれません。
でもここから大変重要な仕事が始まるのです。
それが工事監理です。
工事監理とは簡単に説明すると、実施図面の通りに工事がされているかをチェックすることです。
その他にも実施図面の中で指定しきれない物を決定します(例えば色や柄など)。
また、施主からの要望や、実際に工事が進む中で発生した不都合な点等の変更に対応します。
変更をすれば金額に増減が発生しますので、施主に代わってそれらの金額が適正であるかのチェックを行います。
施主・施工業者以外に専門家による品質とコストの監理が行われるという事になります。

Q.費用が気になります!

まず知っておいていただきたいのは、設計事務所は工事の施工を請け負うことは殆どありません。
実際に工事を行うのは施工業者です。
施工業者と一口に言っても、町場の大工さんから、地元の工務店や中小のゼネコン果ては、全国規模のゼネコンまで様々です。
その中から、実績や評判等を基に、建物の規模や難易度に応じた施工業者をピックアップしていきます。
また、施主の側からこの施工業者をと指定される場合も少なくありません。
その後、施工業者に実施設計図を渡して見積もりをお願いします。

Q.設計事務所に頼むメリットって何?①

では逆にデメリットってあるでしょうか?
「設計料がかかるじゃないか、工務店やハウスメーカー・ゼネコンに頼めば設計料なんて請求されないんじゃない?」
たしかにそうかもしれません。
施工業者に直接頼めば余分な支払いはしなくても良いと思われるかもしれません。
しかし、施工業者も実施図面が無ければ見積りも工事も出来ませんので、結局は設計をします。
設計をすればその費用が発生しています。そのお金は結局施主が支払っている事に違いはありません。

Q.設計事務所に頼むメリットって何?②

まず設計に対してはどうでしょうか。
設計とは建物のデザインや間取りをに限らず、どんな材料をどのように使い仕上げるか、どんな設備機器を使用するのか等様々なものを施主の要望に沿うように指定する作業です。
施工業者の場合は、どうしても自分達の手馴れたものや工法や形、使い易いものを選択する傾向があります。
それらが施主の要望や耐久性・性能と合致すれば問題はありませんが、そうでない場合にはせっかくの選択肢を狭める事につながります。
デザイン等を含めより自由度が高く、かつ設計そのものに対する責任をもって対応できるのが設計事務所だと自負しています。
(③に続く)

Q.設計事務所に頼むメリットって何?③

費用にたいしてはどうでしょうか。
「Q12.費用が気になります!」でも書きましたが、設計そのものに対する費用は施工業者に直接依頼した場合でも発生しています。
設計料は建物を建てる総費用に対して数%にしか過ぎません。
大部分を占める工事費は、設計を設計事務所に依頼することによって低く抑えることが可能となります。
ではなぜ、工事費を低く抑えることができるのでしょうか?
直接施工業者に設計と施工を依頼した場合は、その業者のみが見積りを行い費用を提示します。

Q.設計事務所に頼むメリットって何?④

工事に関してはどうでしょうか。
施主と施工業者は見積りで提示した金額で、実施図面通りの建物を完成させる内容の契約を結びます。
施工業者はいくら安く請け負ったところで、契約の上では図面通りの品質・材料を守らなければなりません。
私たちは施主に代わって、工事をチェックすることでその契約・図面通りの品質が守られているかを監理します。
施主・施工業者以外の第3者のチェック体制が確保されることになるのです。
また、工事中に変更や追加工事を依頼する場合もそれによって発生する金額が適正かどうかのチェックも行います。